ちよだ生涯学習カレッジは、1年制の区民カレッジです。月2回、平日夜間に開催しています。独自のプログラム、第一線で活躍する実力派の講師陣、同じ志を持った魅力的な新しい仲間と充実した1年間が過ごせます。
お知らせ
ちよだ生涯学習カレッジについて
基本理念
東京の中心地「千代田区」は江戸以来の歴史・文化を豊かに継承しつつ、さらに新しく変化し続ける国際都市です。この変化に対応し、学び続けることが欠かせなくなる社会では、大人が自ら学び、同じ目的を持つ仲間を見つけ、仲間とともに学び合い、一緒に何かを創る場が必要になってきます。学びは、コミュニティ自体に課題解決能力や新しい価値を生みます。
ちよだ生涯学習カレッジは学びで人と地域をつなぎ、グローバルとローカル、社会と個人の交流の場となることを目指し、学びを地域に還元し、「これからの千代田」を担う、社会貢献に積極的な人材をサポートします。生涯学習によるまちづくりやそのプラットフォームとなることをめざします。
3つの方針
千代田区・地域・コミュニティ
(Think globally,act locally 地球規模で考え、足元から行動する)
- 千代田区の伝統~歴史・文化~
- 千代田の今
~都市計画やまちづくり、教育~
- 地域の捉え方、関わり方
- Globalism & Localism
学ぶ・つながる・続ける
(Active learning 能動的学修)
- 大人の学び、学びあい
- 地域で学ぶこと、学べること
- 学びのつながり、広がり
- 学んだことをどう生かすのか、仲間作り
- 続けていく必要性、重要性
プロボノ精神
(Speciality&Work life balance 専門性・仕事と生活の調和)
- 専門性を生かすこと
- 社会貢献での生きがい
- 本業や家庭へのフィードバック
- キャリア形成
- ※プロボノ=職業上持っている知識、スキルや経験を、公共的な目的のため貢献するボランティア活動
学長からのメッセージ

現代は「VUCAの時代」と言われています。これは、現在の社会状況が、複雑で変動に満ち、かつ不確実で曖昧さを持っており、それゆえに、未来の予測が難しくなっていることを意味しています。こうした時代においては、一人ひとりがこれまでの価値規範・社会規範への固執をやめ、心と頭を柔らかくして熟考しつつ実践し、そうした中で新しい価値規範や実践規範を創出することが求められているといえます。
このような社会状況のもとで、私たちに求められている学びとは、どのようなものでしょうか。それは、地球社会の在りように関わる根源的なトレンドや自らが暮らしているコミュニティの文化を理解し、そこで出会う人たちとつながり、関わり合い、さらにはそうした関係性を多元化していくことだと考えます。いわばマクロとミクロの視点を同時に持ちつつ、自分のこれからとコミュニティの未来を、同時にかつ柔軟に考えることが必要なのです。
このような趣旨を実現するため、ちよだ生涯学習カレッジ(ちよカレ)では、社会の根源的なトレンドを理解する講座、仲間とともに意見交換をしたり協働作業を行うワークショップ、コミュニティの魅力を知り理解するためのフィールドワーク、自らの経験を振り返り仲間と共有する省察の時間、さらには望ましいキャリア形成やコミュニティづくりにかかるデザイニングの時間など、多様で魅力的なプログラムを用意しています。
ちよカレは、これまで多くの卒業生を輩出してきました。ここでの学びをもとに、キャリアの幅を広げたり、コミュニティで活躍されたりしている方もたくさんいます。自らの可能性をデザインしつつコミュニティの未来を創る活動に、多くの方が参加されますことを心より期待しております。
注:VUCAとは、Volatility(変動)・Uncertainty(不確実)・Complexity(複雑)・Ambiguity(曖昧)の頭文字を取った造語。
ちよだ生涯学習カレッジ学長 笹井宏益(玉川大学学術研究所特任教授)
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